糸を漉き込んだ和紙の表情(4層漉き)
フロントライトでは、上層部の水滴による和紙の繊維感や、糸の凹凸が感じられる。バックライトによって、それらのデザインが影となり、曲線と直線の交差が奥行きを感じさせます。
フロントライトでは、上層部の水滴による和紙の繊維感や、糸の凹凸が感じられる。バックライトによって、それらのデザインが影となり、曲線と直線の交差が奥行きを感じさせます。
和紙には、古来から伝わる、透かしと呼ばれる手法を用いた滝のパターンが表現されています。バックライトになると、下層部に漉き込まれた青い色調が浮かび上がり、滝の水しぶきやうねりが現れます。
箔は薄い白い和紙とベースとなる厚い和紙の間に漉き込まれているので、落ち着いた反射効果となり、繊維の間で控えめに煌めきます。箔は光を透過しないため、バックライトによって影となり、インパクトを感じさせます。
積層して漉き上げる和紙は、太陽光線、または照明配置や光量によって表情を変えるため、近年、進化を遂げる調光器やタイマー制御によって、空気感や気配を移ろわせます。京都のショールームでは、光によるシミュレーションによって、和紙の表情変化をご覧いただくことができます。(予約制)